CM6631A DDC + WM8524 DAC

投稿日 2014/06/09

eBayでCM6631Aを購入しました。

 

CM6631Aは、USB -> I2S (S/PDIF, COAXIAL)のコンバータで、いわゆるDDC(Digital to Digital Convertor)です。

 

USB入力のDDCは、PCを音源にする場合にひとつ持っていたほうがよいだろうという判断です。

 

他にどのような製品が出ているか分かりませんが、CM3321Aは評判がよいので決めました。

 

とりあえず音を鳴らしたいということで、DACはWolfsonのWM8524をバラック配線でつなぎました。

 

このWM8524はI2S入力の24bit 192KHzサンプリングまで対応のステレオDACで、ハードウェア設定しかできません(I2C等による制御はなし)が、サンプリング周波数自動認識で、L/Rが対GND 2Vrmsで出力されるので便利です。

CM6631A_WM8524_1.jpg

写真1:CM6631AボードとWM8524 DAC こんなバラック配線でもいい音します

 

CM6631AとWM8524の入手

CM6631Aとその搭載ボードはC-Mediaという台湾?のメーカのようですが、ボードの型番は不明です。ここではCM6631Aボードと呼んでおきます。

 

e-Bayでの購入は以下のURLからできます。VISAやMASTER CARDのクレジットカードがあれば簡単に購入できます。私の場合は届くまで10日かかりました。

 

http://www.ebay.com.sg/itm/370851652075?ssPageName=STRK:MEWNX:IT&_trksid=p3984.m1497.l2649

 

WM8524は共立エレショップ(デジット)で扱っています。@360円と手ごろです。

 

16ピンのSOPパッケージですので、DIP変換基板も購入しておいた方がよいです。

 

CM6631Aドライバの入手とインストール

C-MEDIAやAQVOXからダウンロードできるドライバが使えるとのネット情報から捜してみました。

 

C-MEDIAは試してませんが、AQVOXにあるドライバが動きましたので使っています。

 

私の環境はWindows XPです。

 

ページの中ほどにDownloadのエントリがあります。

 

ダウンロードして解凍し、Setupを実行します。

 

CM6631AボードをUSBケーブルでPCにつなぎ、!マークのサウンドデバイスを見つけて、ドライバソフトの更新を行います。

 

"検索しないでドライバの一覧から選択"を指定し、"互換性のあるハードウェアを表示"のチェックを外して、表示される製造元からAQVOXを選びます。

 

ドライバ名に"USB2.0 High-Speed True HD Audio"と表示されます。

 

これでPCを再起動すれば正常に動作します。

 

CM6631Aボードの改造

改造と言っても、3.3Vの電源を引き出せるようにして、I2Sの出力にピンを立てるだけです。

 

CM6631AボードにはUSBの5Vを3.3Vに変換するLDO AMS1117が載っています。

 

2番ピンが3.3V、1番ピンがGNDですので、2ピンのピンヘッダを半田付けします。

 

ボード端のI2Sの出力は、スルーホールのみでピンが立っていないので、5ピンのピンヘッダを半田付けしておきます。

 

CM3361AボードのI2S信号

CM6631AボードはS/PDIFとCOAXIALのほかI2Sでも出力があります。

 

I2Sの出力信号はMCLK、LRCK、SCLK、DATA, GNDとシルク印刷されています。

 

LRCKは、LチャンネルとRチャンネル識別用のクロックで、サンプリング周波数(fs)に一致します。

 

MCLKはサンプリング周波数の256倍(256fs)が出力されます。たとえば96Kサンプリングの場合は、24.576MHzです。

 

SCLKはBCLKとも呼びますが、ビットクロックです。

 

DATAはデータ出力です。 

 

CM6631Aはサンプリング周波数を自動認識するようです。

 

電源をつないだだけ(USBでPCにつないだがオーディオ・デバイスとして認識されていない状態)では、48KHzサンプリングに設定されるようです。これはLRCKを観測すればわかります。

 

PC上でハイレゾに対応したプレーヤで演奏を開始すると、例えば96KHzサンプリングを自動認識し、MCLKにも24.576MHzのクロックが出力されます。

CM6631A_WM8524_回路図.jpg

写真2: 回路図(WM8524周辺) ブレッドボード式

 

WM8524の配線

WM8524は16ピンのSOPなのでDIP変換基板に半田付けしておきます。

 

WM8524の配線は、DATA SHEETほぼそのままです。

 

写真2は18ピンのSOP-DIP変換基板にWM8524を載せ、ブレッドボードに組み立てた場合の回路図です。

 

MUTEとAIFMODEは3.3Vへ、つまりHIGH(1)固定にしました。

 

MUTEをLOWにするとミュートできるようです。

 

AIFMODEは
0 = 24-bit Left Justified
1 = 24-bit I2S
Z = 24-bit Right Justified
となっています。

 

電源のLINEVDDとAVDDは3.3Vにつなぎます。

 

コンデンサ等はDATA SHEETのままです。今回は安物の電解コンを使いました。

 

イヤホンは、LINEVOUTR、LINEVOUTLとGND間につなぎます。

 

今回はブレッドボードにバラック配線しました。

 

CM6631AボードとWM8524の接続

GNDと3.3Vは、AMS1117に取り付けたヘッダピンから供給します。

 

I2Sの信号は、以下のように配線します。

 

CM6632A  WM8524
MCLK  -> MCLK
LRCK  -> LRCLK
SCLK  -> BCLK
DATA  -> DACDAT
GND   -> GND

 

電源はUSBバスパワー(5V)です。CM6631Aボードは外部電源をつなぐ端子がありません。

CM6631A_WM8524_2.jpg

写真3: 1000Hzのスペクトル(WaveSpectra)
ノイズレベルが-80dB以下なのでこんな実験ではかなりよいと思います。

 

ハイレゾを聴く

まずはハイレゾをサポートするプレーヤを入手します。

 

私の場合はフリーのMediaMmonkeyを使っています。

 

ダウンロードしておきます。

 

次にハイレゾの音源を入手します。

 

いろいろサイトはあると思いますが、例えばe-onkyoのSUPPORTから無料のハイレゾ・サンプルをダウンロードします。

 

e-onkyoにユーザ登録し、無料サンプルを購入(\0)すれば、ダウンロードできるようになります。現在のサンプルはチャイコフスキーの弦楽六重奏曲(第一楽章) WAV 96kHz/24bit 11.13分です。

 

ダウンロードすると自動的にMediaMonkeyが起動し、演奏が始まります。

 

このときオシロスコープで観測すると、自動的にレゾリューションを認識してLRCLK(fs)が96KHz、MCLK(256fs)が24.576MHzになっています。

 

後はいい音を楽しむだけ

ハイレゾを聴くと広がりと深みを感じます。

 

今回は早く音楽が聴きたかったので、速効実験となりました。

 

4000円しないDDCに360円のDACでいい音が聴けます。いい時代になりました。

 

ただ、CM6631Aボードの回路や詳細スペックは何もわかりません。サンプリング周波数を自動認識してくれるので何もやることは無いのですが....

 

I2S入力のDACはWM8524以外にもっとハイスペックなICがありますので、、おいおい試してみたいと思います。




 

(JF1VRR)