写真1 AD9833 DDS MSOP 0.5ピッチ 変換基板に乗せる

 

それはさておき、

 

このチップは10ピンのMSOPで、写真にようにピンセットの先ほどの大きさです。

 

変換基板に取り付けましたが、ピンのピッチは0.5なので、半田付けにはちょっと技術が必要です。

 

まずチップをゲルタイプの瞬間接着剤で正確な位置に仮止めしておきます。

 

フラックスをほんのわずか塗って、すべてのピンにわざとまたがるくらい半田を盛ります。

 

半田吸い取り線で、余分な半田を吸い取って、出来上がり。

 

慣れれば簡単ですが、最初は数個パーにする覚悟がいります(笑)。

 

このDDSは、マスタクロック(MCLK)周波数は最高25MHzで、その場合最高発振周波数(ナイキスト周波数)は12.5MHzとなり、分解能は0.1Hzです。

 

今回は手持ち部品の関係で、20MHzのクリスタルを使用したので、10MHzまでのプログラマブルオシレータとして、実験してみました。この場合の分解能は約0.075Hzです。

MSP430 書き込み器を作ってLチカまで

投稿日 2013/10/10

トランジスタ技術 2007年1月号にはテキサスインスツルメンツ社の16ビットマイコン MSP430搭載の基板MSP430-CQが付録で付いており、「高性能アナログ搭載マイコンの世界へ」という特集記事が組まれています。

 

MSP430-CQにはMSP430F4270が搭載されていますが、このマイコンの特徴は何と言っても16ビットΣ⊿ADコンバータや、プログラマブルゲインアンプ、LCDドライバ、低消費電力など、すぐにでもDMMが組めるようなスペックにあると思います。

 

いままでちょっと何か作る場合はほとんどPICを使用してきましたが、ハイスペックなMSP430を避けて通ることはできませんので、少しかじっておくことにしました。

MSP430_1.jpg

MSP430-CQと製作した書き込み器(Lチカを実行中)

 

ところで、最近になってMicrochip社もMSP430の対抗馬?としてPIC24F GCシリーズのPIC24FJ64GC010などをIntelligent Analogと銘打って投入してきました。今後が楽しみです。

 

本題にもどって、トラ技には基板の他、CD-ROMも付属しており、IAR Enbedded Workbench KickStart for MSP430(EW430-KS) 4Kb制限版や、TI Code Composer Essentials Evaluation v2.0 8Kb制限版, MSP430用Gcc(無制限)などの開発用ソフトが含まれています。

 

特集記事ではMSP430F4270のハードから、開発環境の説明や、最終的にDMMを組み立てるところまで丁寧に説明されています。

 

マイコンの開発においては書き込み器が安く手に入るかが気になるところですが、トラ技にはPCのパラレルポート使用の簡単な自作用書き込み器(JTAGインターフェース)の作り方が載っています。EW430-KSやTI Code Composerはパラレルポートをサポートしているので、この書き込み器を作っておくと、これらの開発環境から直接書き込みが行え、JTAGインターフェースによりオンラインデバッグも可能になります。

 

トラ技ではのち(2007年12月号)に、USB-シリアルインターフェースを用いた書き込み器の記事も登場しますが、こちらは著者の用意した書き込みソフトを使う必要があるため、gccなどを使用するスタンドアロンでの開発の場合に便利と言えます。しかしせっかくのEW430-KSのようなエンベデッド・ワークベンチが使えません。

 

今回はEW430-KSやTI Code ComposerからJTAGインターフェースによるデバッグ機能を使いたかったので、パラレルポートを使用した書き込み器を作ることにしました。最近のPCにはパラレルポートが無いものが増えてきていますが、幸い我が家にはまだパラレルポートが付いているPCがあります。

 

パラレルポート使用書き込み器の回路図 CQ出版社へのリンク

 

この回路はLPTパラレルポートから約3Vを生成するようになっています。私の場合はVccが2.98Vとなりました。これはPCによって、また使用するダイオードによっても若干異なると思いますので、組み上がったら一度確認しておいたほうがよいと思います。

 

書き込み器とMSP430-CQとの接続は、ブレッドボード用の線材で簡易的に接続しました。JTAG関連の配線、Vcc, GNDのほか、LEDをGPIO P1.0とGND間につなぎました。

MSP430_3.jpg

EW430-KS [Project]->[Options]->[FET Debugger]の順にクリック
FET DebuggerのSetup画面 ここでConnectionをLPTnに設定しておく
デバイスマネージャでPCのLPTnがアクティブになっていることを確認しておく

 

[Project]->[make]でコンパイルする。

 

コンパイルエラーが無ければ、[Project}->[Dubug]の順にクリックすると、即座にMSP430-CQのフラッシュメモリが消去され、次にプログラムがダウンロードされます。

 

このときmain()の先頭で待っているので、そのまま実行する場合は[Debug]->[Go]により実行します。

MSP430_2.jpg

EW430-KSのデバッグ画面(トラ技のFlashing_LEDのプログラムを少し改造)


 

この書き込み器はパラレルポート使用ということで、ちょっと古くさいイメージですが、やはりEW430-KSのようなワークベンチから直接使え、JTAGインターフェースによるオンラインデバッグができるのはひじょうに便利です。

 

開発環境のソフトはすべてトランジスタ技術2007年1月号のCDに含まれているバージョンを使用しています。



 

これでMSP430のアプリケーションを作る環境が、とりあえずできました。




 

(JF1VRR)