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写真1 AD9833 DDS MSOP 0.5ピッチ 変換基板に乗せる

 

それはさておき、

 

このチップは10ピンのMSOPで、写真にようにピンセットの先ほどの大きさです。

 

変換基板に取り付けましたが、ピンのピッチは0.5なので、半田付けにはちょっと技術が必要です。

 

まずチップをゲルタイプの瞬間接着剤で正確な位置に仮止めしておきます。

 

フラックスをほんのわずか塗って、すべてのピンにわざとまたがるくらい半田を盛ります。

 

半田吸い取り線で、余分な半田を吸い取って、出来上がり。

 

慣れれば簡単ですが、最初は数個パーにする覚悟がいります(笑)。

 

このDDSは、マスタクロック(MCLK)周波数は最高25MHzで、その場合最高発振周波数(ナイキスト周波数)は12.5MHzとなり、分解能は0.1Hzです。

 

今回は手持ち部品の関係で、20MHzのクリスタルを使用したので、10MHzまでのプログラマブルオシレータとして、実験してみました。この場合の分解能は約0.075Hzです。

DM240415 Starter Kit for Android

投稿日 2013/06/16

マイコンを使用した計測システムなどで、操作端末としてタブレットを使用するケースが今後増えてくるものと思います。

 

マイコンの回路にキャラクタLCDや、プッシュボタンなどで簡単なユーザインターフェースを内蔵させることは可能ですが、より多彩な操作性、グラフィカルな表示、データ収集などを考えると、従来のパソコンでも可能ですが、タブレットがその手軽さ(小型軽量、持ち運びの自由さ)から、現場を中心に取り入れられて来ています。

 

今回はタブレットとしてアンドロイド V4.2.2のNexus7を使用し、microchip社のスターターキット(DM240415)をつないでみました。

 

今回は自前で開発した部分はありません。

 

単にDM240415スタータキットのボードにデモ用として用意されているサンプルファームウェアをダウンロードし、タブレット側は、Google Playで配布されているデモ・アプリケーションをダウンロードして起動し、接続を確認しただけです。

DM240415_1.jpg

手順
①まずGoogle Playで"microchip"を検索し、いくつか出てくる無料アプリの中から、「Basic Accessory Demo」アプリをインストールしておきます。

 

②パソコンに、サンプルプログラム(PIC側ファームウェアとタブレット側デモ・アプリのソースコードのセット)をダウンロードしておきます。microship社のDM240415紹介ページの下の方にある、"Microchip Libraries for Applications"をクリックして開いたアプリケーション・ライブラリのページから"Microchip Libraries for Applications v20XX-XX-XX Windows"(Windowsの場合)をクリックしてライブラリをダウンロードします。このライブラリにはUSBやTCPIPなど有用なライブラリが含まれていますが、選択できるようになっていますので、Andoroidのライブラリを選択してダウンロードします。

 

③ダウンロードしたサンプルプログラムのファームウェアをコンパイルしHEXファイルを作ります。MPLAB XIDE V1.70でコンパイルしました。

 

④HEXファイルをPICにダウンロードします。プログラマはPickit3を使用しました。

 

⑤ボードに付属の9VのACアダプタをつなぎ、電源を供給します。

 

⑥Nexus7付属のUSBケーブルで、タブレットとつなぎます。

 

⑦タブレット上で「Basic Accessory Demo」アプリを起動します。USB接続されると"Device connected"と表示します。

 

⑧これでタブレットとボードが相互に接続されています。
・画面のLED型のボタンをタッチすると対応するLEDが点灯/消灯します。
・ボードのプッシュボタンを押すと、画面上の対応するボタンの状態が"Pressed"になります。
・ボード上のポテンショメータを回すと、画面上のバーグラフの長さががそれに応じて変化します。

 

DM240415ボード側のファームウェアはUSBフレームワークを使用していますが、一般的なアプリケーションと同等です。

 

タブレット側のアプリケーションは、アンドロイドアプリということでjava scriptで記述されており、
"Microchip's Accessory Framework for Android"を使用して作られています。

 

開発者はPICマイコンのプログラミングの他、アンドロイドアプリの開発技術が必要ですが、インターフェース部分は"Microchip's Accessory Framework for Android"を使用することにより開発帰還を短縮できそうです。

DM240415_2.jpg

DM240415 Starter kit for Androidは、その名の通りPIC24が搭載されています。具体的にはPIC24FJ256GB110です。このデバイスは100ピンでプログラムフラッシュメモリが256KBです。GBモデルなのでUSBを搭載しておりUSBマスタ機能も搭載しています。

 

このボードは、特別な周辺回路は搭載されておらず、またアンドロイド用というような回路は何も搭載していません。LEDやプッシュスイッチ、ポテンショメータのみの平凡な回路です。 ただ、多くのピンが外部に引き出せるようにメスのヘッダを搭載して汎用的に使えるようになっているので、ブレッドボードなどで実験をする場合に便利です。

 

プログラミングはPickitでできるように、ICSPのピンヘッダを搭載しています。

 

電源は9VのACアダプタからとりますが、内部のレギュレータで5VにしてUSBに供給しています。また5Vをさらに3.3Vに変換してPIC24に供給しています。

DM240415_3.jpg

搭載されているPIC24FJ256GB110は以下のような特徴があります。

 

○USB v2.0 OTG対応
○16MIPS
○8MHzオシレータ内蔵
○17 x 17bit シングルサイクル ハードウェア乗算
○32 / 16bit ハードウェア除算
○16 x 16bit ワーキングレジスタアレイ
○10bit 16チャネル ADコンバータ 500ksps
○CTMU
○RTCC
○Timer 5, Capture 9, Out Comp/PWM 9, Analog Copm 3, UART 4, SPI 3, I2C 3, PMP, PPS 





 

(JF1VRR)

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