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写真1 AD9833 DDS MSOP 0.5ピッチ 変換基板に乗せる

 

それはさておき、

 

このチップは10ピンのMSOPで、写真にようにピンセットの先ほどの大きさです。

 

変換基板に取り付けましたが、ピンのピッチは0.5なので、半田付けにはちょっと技術が必要です。

 

まずチップをゲルタイプの瞬間接着剤で正確な位置に仮止めしておきます。

 

フラックスをほんのわずか塗って、すべてのピンにわざとまたがるくらい半田を盛ります。

 

半田吸い取り線で、余分な半田を吸い取って、出来上がり。

 

慣れれば簡単ですが、最初は数個パーにする覚悟がいります(笑)。

 

このDDSは、マスタクロック(MCLK)周波数は最高25MHzで、その場合最高発振周波数(ナイキスト周波数)は12.5MHzとなり、分解能は0.1Hzです。

 

今回は手持ち部品の関係で、20MHzのクリスタルを使用したので、10MHzまでのプログラマブルオシレータとして、実験してみました。この場合の分解能は約0.075Hzです。

STM32L Discovery (STM32L152RBT6)

投稿日 2012/02/18

STマイクロエレクトロニクス社のSTM32L152RBT6マイクロプロセッサの評価ボード STM32L Discoveryを購入しました。

STM32_LD1.jpg

写真1 STM32L Discovery

 

STM32 Value Line DiscoveryはCPUにSTM32F100RBを搭載していますが、こちらのSTM32L DiscoveryのCPUはSTM32L152RBT6です。

 

評価ボードの名称がよく似ているので紛らわしいですね。

 

CPU STM32F100RBとSTM32L152RBT6は、いずれもARM社のCoreTex-M3 CPUコアをベースにしたCPUですが、両者の大きな違いは、STM32L152RBT6が超ローパワー(超省エネ)なこと。このためデモプログラムも省エネをアピールするものになっています。

 

STM32L Discovery評価ボードの主な特徴(プロダクトブリーフより)は、

 

・STM32L152RBT6マイクロコントローラ(LQFP64 package)搭載
・128 KBフラッシュメモリ、16 KB RAM, 4 KB EEPROM
・ST-Link/V2 デバッガ搭載
・USBから供給される電源か、外部3.3または5 V電源で動作
・3 V と 5 Vを外部供給
・電流計測
・LCD搭載(DIP28パッケージ、24セグメント4コモン)
・4つのLED

•LD1 (red/green) for USB communication
•LD2 (red) for 3.3 V power on
•Two user LEDs, LD3 (green) and LD4 (blue)

・2つのプッシュボタン(user and reset)
・タッチセンサと4つのタッチキー
・64本のCPUのピンを引き出したエクステンションヘッダー

 


リンク (STM社 STM32L DiscoveryサイトのDesigen Supportに掲載されているドキュメントにリンクしています)

 

ソフトウェア開発に必要なドキュメントと、ファームウェアパッケージです。

 

プロダクトブリーフ ・DB1277: STM32L 超低消費電力 ディスカバリーボード

 

STM32L Discovery評価ボードの大まかな搭載機能とプレインストールされているデモプログラムの簡単な説明がされています。



 

アプリケーションノート 

 

AN3413: 消費電流の計測とタッチセンサーのデモンストレーション

 

購入時フラッシュメモリに書き込まれているデモプログラムの説明です。初めてUSBケーブルをパソコンにつなぐと動くプログラムです。消費電流の測定やタッチパネルなど多機能なデモプロです。ファームウェアパッケージでソースが提供されています。


 

AN3964: STM32L Discoveryによる簡単な温度計測アプリケーションの作り方

 

内蔵されている温度センサを使用した簡単な温度測定サンプルプログラムの説明です。ファームウェアパッケージでソースが提供されています。


 

リリースノート ・RN0079: STM32L Discovery ファームウェア パッケージ

 

後述のファームウェアパッケージのバージョン情報、履歴等です。



 

ライセンスアグリーメント ・試作ボード関連プロダクツの使用許諾



 

ユーザマニュアル 

 

UM1079: STM32L Discovery

 

評価ボードの説明書です。効率よく開発を進めるために一通り目を通しておくとよいと思います。回路図が付属しています。

 

UM1451: STM32L Discovery用統合開発環境によるソフトウェア開発

 

IAR EWARMなどの統合開発環境に関する説明です。効率よく開発するためには統合開発環境は欠かせません。



 

回路図 ・STM32L Discoveryの回路図

 

評価ボードの回路図です。



 

ファームウェア ・STM32L Discovery ファームウェア パッケージ

 

無償ですが、前述のライセンスアグリーメントに了解しないと使えません。

 

これをダウンロードしてプログラム開発環境を整えます。さまざまなペリフェラルの機能を試せるプログラムモジュールライブラリが提供されています。これをダウンロードし、フォルダ構造そのままで、Projectsフォルダーに開発するプログラムのフォルダーを作って、サンプルをコピーしてはじめるのがよいと思います。EWARM等の開発環境のプロジェクトのファイルもサンプルに入っています。



 

今後の予定

 

・開発環境とライブラリの使い方

 

・ソースと説明書が提供されている消費電流の計測とタッチセンサーのデモンストレーション、簡単な温度計測アプリケーションの2つのデモプログラムの解析






 

(JF1VRR)

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