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PLCを使用した真空管試験器 システム構成図


 

PLCのGPIBモジュールを使用した真空管試験システムの構成です。

 

真空管試験システムの構成で紹介したeasyGPIBを使用したシステムをPLCに置き換えたものです。赤い部分が変更したところです。

 

真空管の試験に必要な電源や計測器はすべてGPIBでつながっており、PLCのGPIBモジュール GB01-0NがGPIBコントローラとなります。電源や計測器はリスナ、またはトーカです。

 

GPIBモジュールGB01-0Nは、CPU SP28-3Sで実行されるラダープログラムにより制御されます。今回はラダープログラムを簡単にするため、PCから送られてくるコマンドやデータを、そのままGPIBに流す形としました。

 

ラダープログラムは、WideField2で開発し、CPUにダウンロードしておきます。

 

コンソールプログラムは(Visual Basic 2010 Expressで作成)、FUN FA-M3 Universal Network Driverを通じてイーサネット経由でCPUにコマンドやデータを送り、計測データを受け取ります。FUN FA-M3 Universal Network Driverは、東京電機産業の製品で、体験版がダウンロードできます。

 

コンソールプログラムを起動すると、まずイーサネットで接続を確立し、PLCの内部リレーを一種のフラグに見立てて、PCとPLCの同期を取りながらやり取りします。オペレーションは、まず真空管を指定します。たとえば12BH7Aをリストから選択します。真空管を指定するとヒータ電圧や、計測に必要なパラメータが自動的に設定されます。

 

三極管のEp-Ip特性の場合、特定のEp(プレート電圧)と特定のEg(コントロールグリッド電圧)をパラメータとして、Ip(プレート電流)を計測します。

 

自動計測をスタートさせると、計測が始まり、計測した数値データがリスト表示(ListView)されます。グラフ表示(Chart)で見ることもできます。

 

関連記事:FA-M3のGPIBで制御してみる




 

(JF1VRR)

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