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Agilent 6632B フロントパネル

 

Agilentのプログラマブル電源 6632Bを入手しました。

 

0 - 20V 0-5A (100W)の定電圧定電流電源です。

 

真空管試験器のグリッドバイアス用電源またはヒータ用電源として使用しています。

 

定電流電源は非常にメリットがあります。たとえば真空管のヒータを点火するとき、通常0.6A流れるヒータならば0.7A位に電流制限しておけば、0.7Aを越えない状態でヒータが暖まるにつれて、徐々に設定電圧まで上げていってくれます。

 

必ず電流制限して使えば大事な真空管を昇天させる危険がありません

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キーパネル 左からシステム、ファンクション、エントリー・キー

 

分解能は10mV。あまり精度の高い電源ではありません。

 

フロントパネルからタッチボタンまたはツマミで出力電圧、電流の設定が可能です。

 

出力電圧を直接変更することができます。電圧の変更は変更する桁を指定して、アップ/ダウンボタンまたは、ツマミで増減できます。

 

Voltage/Currentボタンを使用すると、その時の出力は変えず、変更したい電圧/電流値を指定して、一気に希望値に変更できます。この場合テンキー入力も可能です。

 

出力の遮断はOutput On/Offボタンによりワンタッチです。

 

電圧、電流計が内蔵されているので、印加電圧や電流を計測することもできます。

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リアパネル

 

GPIB,RS232Cでコントロールしたり、計測値の読み取りができます。

 

SCPIでプログラミングすることも可能ですが、従来のAモデル(6632A, 6633Aなど)のGPIBコマンドとコンパチブルに設定できるので、プログラムの流用が可能です。私は6633Aのプログラム(easyGPIB使用)を少し修正して使用しています。

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出力電圧をリモートセンシングできるので、印加点での電圧を正確に設定できます。

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INH/FLT、RS-232C、GPIBコネクタ

 

リアパネルにはINH/FLTコネクタ、RS-232C、GPIBのコネクタがあります。

 

INH/FLTのINHは外部スイッチにより6632Bの出力を遮断することができます。FLTをもう一方の電源のINHにつなぐことにより、フォールト時にもう一方の電源も遮断することができます。

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左サイドの通風孔

 

Aモデルではファン音がうるさかったのですが、Bモデルでは6cm各のファンを使用し、騒音もかなりましになりました。

 

サイドに、このように大きな通風孔があります。フィルターが無いので埃っぽいところで使うのは要注意です。

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6632B内部

 

内部もAモデルに比べシンプルになっています。相変わらずトランスが大きく、重いのは同じです。

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DSP基板

 

テキサスのDSP 320C32が使われています。

 

6632Bはまだ販売中のようで、Agilent Technologiesにいろいろサポート情報があります。


 

ユーザーズ・ガイド
プログラミング・ガイド





 

(JF1VRR)