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12BH7A

 

12BH7Aはテレビの水平偏向発振、垂直偏向発振、出力用中μの双三極管です。

 

大きめの9ピンミニチュア管で、ヒータは6.3Vで点火することもできます。

 

テレビでは必ずといってよいほど使われていた球ですが、プレート損失が大きく、直線性も比較的よいのでオーディオアンプでの使用例も多いようです。

 

実測データより Ep 250V Eg -10V のIpと三定数

 

     規格参考値  実測UNIT 1
Ip(A):     0.01150    0.01014
rp(Ω):      5300      4425
gm(mS):     3.10      3.30
μ:        16.5      14.3

 

規格参考値は「1962 ナショナル真空管ハンドブック」(誠文堂新光社)、GE TUBE DATAより

 

各ユニットのIp,三定数は、規格参考値からの大きなかい離はありません。こんなものでしょう。


 

Ep 250V、PL 50KΩ、バイアス-10V、入力信号電圧1(2.0Vpp)で、高調波歪率が0.95%でした。

SIM_12BH7A_D59.jpg

備考:
手持ち真空管の固体実測データですので、参考程度としてください。
三定数は規格表の参考値となるべく同じ条件で測定していますが、あまり精度は望めません。
高調波歪率は特定条件における負荷線を6次多項式で近似して計算したものです。

 

参考文献:



 

(JF1VRR)

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