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4RHH2 東芝

 

4RHH2(6RHH2)はテレビのチューナ用カスコード接続高周波増幅用双三極管です。

 

4RHH2はヒータ電圧が半端ですが、6RHH2はオーディオ界では人気があるようで、6DJ8と差し替えて音質の変化を楽しんでいるようです。

 

よく似た球として6RHH8(4RHH8)がありますが、電極間容量が多くなるもののGmが2倍です。
また、6RHH15(4RHH15)はフレームグリッドでハウリングに強く、Gm、μともよく似ています。
いずれも若干入手が困難と思います。

 

6RHH2(4RHH2)は直線性もよく、音がまろやかになるということで6DJ7よりこちらを好む方もいるようです。



 

規格値と実測の三定数を以下に記載します。(Ep 90V Eg -1.0Vにおいて)

 

   規格値  実測値
rp  (4500Ω) 9524Ω
gm   8.0mS  6.2mS
μ   36    40

 

Ep 100V、PL 50KΩ、バイアス-1V、入力信号電圧0.5V(1.0Vpp)で、高調波歪率が1.99%でした。

SIM_4RHH2_48.jpg

備考:
手持ち真空管の固体実測データですので、参考程度としてください。
三定数は規格表の参考値となるべく同じ条件で測定していますが、あまり精度は望めません。
高調波歪率は特定条件における負荷線を6次多項式で近似して計算したものです。

 

参考文献:



 

(JF1VRR)

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