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12AT7 マツダ


 

12AT7は高周波電圧増幅用双三極の9ピン ミニチュア管です。テレビやFMラジオなどの高周波増幅や周波数変換に使用されるようです。オーディオアンプでも12AX7や12AU7ほどメジャーではありませんが、ときおり使われているようです。

 

12AX7, 12AU7と三定数うを比較すると、

 

      12AT7   12AX7  12AU7
Rp(Ω)  10900   62500   7700
gm(mS)   5.5    1.6     2.2
μ       60    100     17
1962 ナショナル真空管ハンドブックより

 

となっており、12AT7はRp、μともに中程度となっています。

 

実測の三定数は以下のようになりました。(Ep 250V Eg -2Vにおいて)、
   実測値
rp  10870Ω
gm   5.2mS
μ   66.7

 

Ep 250V、PL 50KΩ、バイアス-2V、入力信号電圧1.1V(2.2Vpp)で、高調波歪率が3.68%、2次高調波が主体です。なお、12AT7に似た特性の6AQ8は、同条件で4.46%でした。いずれもあまり直線性がよいとは言えません。(7DJ8と比較して)

SIM_12AT7_60.jpg

備考:
手持ち真空管の固体実測データですので、参考程度としてください。
三定数は規格表の参考値となるべく同じ条件で測定していますが、あまり精度は望めません。
高調波歪率は特定条件における負荷線を6次多項式で近似して計算したものです。

 

参考文献:
1962 ナショナル真空管ハンドブック
実用真空管ハンドブック



 

(JF1VRR)