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10DE7 東芝 異特性複合三極管
左と右のユニットでプレート形状が異なっているのが分かる
左の細いプレートがユニット1、右の太いほうがユニット2

 

メーカ:東芝

 

管理番号:104

 

程度:新品 使用時間0h 未エージング(開封してすぐ計測)、特性は良好

 

計測項目:三極ユニット1、および2のEp-Ip特性, Eg-Ip特性、Eg-Ep特性

 

10DE7は特性の異なる二つの三極管の複合管です。

 

ヒータバリエーションは、6DE7, 10DE7, 13DE7の3種類です。

 

ユニット1は、テレビの垂直偏向発振用で、プレート損失は1.5W、増幅率μが17.5の中ミュー管です。

 

一方、ユニット2は垂直偏向増幅用で、プレート損失が7Wもあり、μが6.0の低ミュー管です。

 

ドライバと出力段がパックになったような球なので、自作オーディオアンプなどに採用されることがあるようです。(13DE7を用いたウィリアムソンアンプの製作例)

 

この球はまた、大食漢でヒータ電圧6.3Vの6DE7で900mAも流れます。(10DE7は600mA) 12BH7Aの6.3V点火で600mA、6BM8でも780mAですから、かなり大食いなのが分かります。



 

UNIT1 Ep 250V Eg -11V

 

     規格参考値  実測値
Ip(A):   5.5mA    3.3mA
rp(Ω):   8750    10000
gm(mS):    2      2
μ:      17.5    17.5

 

UNIT2 Ep 150V Eg -17.5V

 

     規格参考値  実測値
Ip(A):   35.0mA   33.5mA
rp(Ω):    925    1290
gm(mS):    6.5    5.0
μ:        6     6

 

規格参考値は、SYLVAMIA TUBE DATAより

 

考察:
今回は算出ではなく、グラフから読み取りました。(あまり正確ではありません)

 

各ユニットのIp,三定数は、規格参考値からの大きなかい離はありません。こんなものでしょう。

 

ただし、UNIT1のIpがあまり流れません。(5.5mA -> 3.3mA)

 

以下は各ユニットEp-Ip特性、Eg-Ip特性、Eg-Ep特性です。

 

UNIT1 ,2とも良好といえます。


 

UNIT1

EP_IP_10DE7_104_UNIT1_1.jpg

Ep_Ip 10DE7 UNIT 1 Pp 1.5W
         三定数はグラフからの読み取りで、⊿も大きいので正確ではありません。

 Eg_Ip 10DE7 UNIT 1 Ip Limit 0.02A

EG_IP_10DE7_104_UNIT1.jpg

 Eg_Ip 10DE7 UNIT 1 Ip Limit 0.02A

EG_EP_10DE7_104_UNIT1.jpg

Eg_Ep 10DE7 UNIT 1


 

UNIT2

EP_IP_10DE7_104_UNIT2_1.jpg

Ep_Ip 10DE7 UNIT 2 Pp 5.0W
         三定数はグラフからの読み取りで、⊿も大きいので正確ではありません。

EG_IP_10DE7_104_UNIT2.jpg

Eg_Ip 10DE7 UNIT 2 Ip Limit 0.03A

EG_EP_10DE7_104_UNIT2.jpg

Eg_Ep 10DE7 UNIT 2



 

ご注意:

 

真空管について熟知しているわけではないので、間違いがあるかも知れません。参考程度としてください。このデータに関連した被害や損害の補償はいっさいできません。




 

(JF1VRR)