黒滝山の不動寺から観音岩 2016年12月10日 晴れ 3名

投稿日 2016年12月13日

 

12月に入って晴れ間がつづきました。空気は冷たいですが、冬枯れの山はまたおつなもの。熊谷のスコレー爺YさんとAさんと3人で西上州の黒滝山に出かけました。

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黒瀧山 不動寺から観音岩、上底瀬周回ルート

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

黒滝山の不動寺(山号は黒瀧山)は黄檗宗の禅寺です。こんな場所にと思うような場所にその寺はあります。山中のためほとんど平地はなく、大岩壁の基部をへつるように細長く境内が作られています。手前の宿坊と鐘楼は最も南寄りにあり、とくに鐘楼の前は展望が開けて、遠くに稲含山が見えています。

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黒瀧山 不動寺の鐘楼

戦艦陸奥の羅針盤が合鋳されているとのこと

自由に撞いてよい鐘はめずらしい

遠くに稲含山が見えている

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黒瀧山 不動寺の山門

 

不動寺の山門を見て、宿坊の前を奥に入ると登山口があります。植林の中の緩やかな道をしばらく登ると、馬の背、九十九谷への分岐があるので左に入ります。すぐに道は細くなり、最初に梯子が現れるので越えるととナイフリッジの上に居ます。鉄の杭にクサリが渡してあるので、足元は細いですが、問題なく通過できます。

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最初の梯子を登ると露岩のナイフリッジが始まる。

左右切れ落ちている

 

 

梯子、クサリなどが連続し、とどめに傾斜80度位の長い梯子が目の前に現れます。この梯子は岩の出っ張りに掛けられており、左右どちらにも逃げ場は無く、しかも梯子の上も狭いようで気が抜けません。

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傾斜のきつい梯子

ほとんど岩の柱に見えるような岩の出っ張りに掛けられている

 

この梯子の上は、露岩にロープがかかっているか所がありますが、後は傾斜が緩んで馬の背に乗ります。馬の瀬のなだらかな稜線を進むと、左へ観音岩への道がありますが、真っすぐ進むと見晴岩です。見晴岩手前に石仏があります。見晴岩には御嶽神社の札があります。地図に現れないような小さな岩塔ですが、眺めは抜群です。

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梯子の上から眺める不動寺

右の谷合に黒滝集落

遠く、左に鹿岳(かなだけ)と右に四ッ又山

 

分岐に戻って観音岩に向かいます。道は見晴岩の向こう側の基部に出ます。馬の背の続きを進むと、右に九十九谷への道が下っていますが、さらに進んで少し登ったところに石祠を見て、更にしばらく進むと観音岩です。

 

観音岩は大きな岩の塊ですが、頂上に観音様が鎮座しています。岩の北面にはかなり風化した小型の石仏が数体あります。岩の南側には石祠が二つほど。観音様は以前は南を向いていましたが、今回は北を向いてました。蓮華を一輪お持ちの可愛い観音様です。

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観音岩の観音様と右に鹿岳

遠くに妙義山

北を向いているので、お顔を拝見しにくい

 

 

観音岩からの眺めは抜群で、360度の展望が楽しめます。西上州の山々のほぼ真ん中に位置する黒滝山ですが、西上州の山々は山体が小さく、また、込み入っているため同定は容易ではありません。

 

関連記事: 黒滝山 観音岩からの展望

 

観音岩から九十九谷方面への分岐に戻り、急斜面をしばらく降りると、露岩がところどころに現れます。九十九谷の上部の岩縁に立って覗きますが、下が見えないくらいの急峻な崖です。

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九十九谷と上底瀬の集落

 

下底瀬への分岐の手前に、20mほどの露岩があり要注意と書いた看板があります。この露岩にはロープなどはないので通過は注意が必要です。幸い滑りにくい岩肌で、浅いですが足場がカットされており、左の傾斜がさほどでもないので容易に通過できます。右は奈落の底です。

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露岩通過中のYさんとAさん

 

露岩を通過すると下底瀬への分岐ですが、よく見るとX印があります。下底瀬への道は不明瞭になっているようです。真っすぐ進んで鷹ノ巣山に向かいます。

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鷹ノ巣山

ここが岩壁の上とは思えないような山頂

厳重にロープが張られている

間違って落ちると大変

 

 

鷹ノ巣山に寄って、上から「下底瀬」の家並みを覗いたら、分岐に戻り上底瀬へと下ります。植林帯の急坂をたんたんと下ると、九十九谷の下部に出て、堰堤がでてきたら、ほどなく下に道路が見えてきます。道路に降り立つと道祖神と彫りこまれた石碑があります。

岩稜ルート最後の岩塔からのマルと烏帽子岩(右)

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上底瀬の集落

清流の流れるのんびりした集落

ここにも駐車場があり、黒滝山を周回できる

 

集落の道路端に不動寺への案内があるので、それに従って右上に回り込み、養豚場の奥へと進むと、さきほど通過したナイフリッジが見えてきます。道は大きくカーブして、リッジの基部を通って、馬頭観音のある岩壁の基部を通過します。

 

この岩壁を見上げると、恐竜の足跡で有名な「さざなみ岩」を思い浮かべる、恐竜の足跡のような窪みがあります。道は再び大きくカーブし、傾斜がゆるむと、不動寺とナイフリッジの分岐に戻ります。真っすぐ進むと不動寺です。

 

風が出るのではと心配した一日でしたが、さほどではありませんでした。空気は初冬の冷たさで体も冷えました。南牧川沿いの大日向にある鍋焼きうどんで有名な「井上うどん店」に寄り、鍋焼きうどんを食べて温まりました。

 

 

 

 

(熊五郎)

コメント(2)

  • 細いはしご、滑りそうながけ。とても怖そうなところですね。すりるがある、昔嫌いじゃなかったなあ。それでも斜面は苦手だったのは肺が弱かったせいだとあとで知りましたが。神戸のマックさん私と同じ79歳で毎週どこかの山を歩いておいでです。山が好きな方ってすごいです。(agewisdom) 2016/12/13(火) 午後 6:59

  • わたしもマックさんの歳まで登り続けたいものです。(熊五郎) 2016/12/13(火) 午後 7:50